●タクティカルロア』最終回アフレコインタビュー●

  ◆凪宮漂介役:菅沼久義さん (前列中央)
◆美咲七波役:中原麻衣さん (前列右から2番目)
◆綿摘翼役:高橋美佳子さん (前列左から2番目)
◆深水さんご役:植田佳奈さん (前列右から1番目)
◆海里美晴役:小林由美子さん (前列左から1番目)
◆阿古屋真夏役:比嘉久美子さん (後列左から1番目)
◆阿古屋真秋役:新井里美さん (後列左から2番目)
◆ターニャ・L・コジマ役:三宅華也さん (後列右から2番目)
◆クレイオ・アクアノート役:夏樹リオさん (後列中央)
◆島原看取役:皆川純子さん (後列右から1番目)
――アフレコを終了された感想をお願いします。
菅沼久義さん(凪宮漂介 役)
「最初は僕がイメージしてた要素があったんですよ。萌えであったり戦闘であったり、恋愛であったりがある中で、僕は最終的にみんなのピンチを最後の最後で助けるヒーローになるんではないかと、ずっと思ってたんですね。七波が「私もう戦えない」って言ったときに、「大丈夫だよ七波、僕がいるから。最後の戦いに一緒に向かおうじゃないか」って。そしたら、最後の最後まで漂介君は最後までヘタレでお願いしますって聞いて。あっそうだよねー、と。良くも悪くも漂介君はヘタレではなくて優しいんですよ。ただ、そのやさしさが時には相手を傷つけることもあるということが分って…。でも。漂介君はがんばりました。やさしいなりに一生懸命がんばったと思いますんで。でも(恋愛面での)進展的はまだ友達以上、恋人未満みたいな感じだからね。今後の行く末が気になるぞーという感じです。」

中原麻衣さん(美咲七波 役)
「結構変わってきた印象っていうのは、第1話を演じさせていただいたときは、完璧な艦長というか完璧な女の子として演じようと心がけてたんですが。第2話にしていきなり、泣き虫だったりっていうことがばれたりして。徐々に艦長っていう立場だけではなく、女の子としての七波が垣間見れるようになってきたりと、最初のころにく比べてずいぶん、後半は人間らしい子になったんじゃないかなーって私は思ってます。」

高橋美佳子さん(綿摘翼 役)
「翼は最初すごく怒りんぼで、ちっともかわいらしい部分が見ないなぁって思ってたんですが。漂介君に恋をしてしまった瞬間から、誰よりも女の子だったんじゃないかと思います。なんかすごくいい子だなと思うシーンがいっぱいあったし、それから漂介君へのアタックのしかたもいじらしくて好きだなぁと思っていたので。当初の怒ってばっかりの翼よりも、女の子としてのいろいろ成長できた部分があるんじゃないかと思っています。あとはクルーの皆ともなんかいろいろ戦いとかを経て、絆とかも深まったような気がしてます。」

植田佳奈さん(深水さんご 役)
「さんごは一応機関長なんですけど、だんだん最終話近づくにしたがって、ダメコン班としての出番ばかりが目立っておりまして、機関長としては1話、2話くらいで「プロパルサートルクに注意!!」っていう、おなじみの台詞を言えただけで満足でした。あと大親友の死を乗り越え一回りも、二回りも成長できたんじゃないかなぁと思ってます。」

小林由美子さん(海里美晴 役)
「美晴もさることながら、パスカルの出番が以外にあったのが、第1話では予想できなかったことでした。まして、パスカルって名前もいただいちゃって。すごくいい勉強になりました。美晴は演じていてすごく楽しかったです。美晴という子が好きになって、とてもやりがりのある役だと思いました。おつかれさまでした!」

比嘉久美子さん(阿古屋真夏 役)
「最初はどうしちゃったんだろうこの双子は!?っていう、最後までマジックハンドでニョキニョキやってる子たちだったらどうしようって思ったんですけど。やっぱり後半に行くにしたがって、その二人の持ってる覚悟っていうのをしっかりと結構重く受け止めることができて、この子たちの笑顔っていうか、マジックハンドのニョキニョキはただやってるんじゃなくて、ちゃんと意味があるんだっていうやりがいをすごく感じることができまいした。やっぱり真秋ちゃんが言ってくれたっていうのがすっごく支えになったので(笑)。ほんとに双子っていう役でよかったと思っています。ありがとうございました。」

新井里美さん(阿古屋真秋 役)
「本当に私も真夏ちゃん役の比嘉ちゃんにお礼を言いたいです。本当にこの番組で双子をやらせていただいて、初めてだったんだけど仲良くなったというか。実はすごく共通点があるのね。同じ通販やってるんだって(笑)。化粧品同じの使ってるの。そんなことがいっぱいあってさ。すごい、双子に選ばれたのは運命だねー。第3話のアフレコ収録時も同じような服着てきたりね。色合いも毎回似てるの。でもほんと二人で騒いでるシーンも楽しかったけど、ちょっとね我々の闇の部分を演じてるところも楽しかったね。ありがとうございましたー!」

夏樹リオさん(クレイオ・アクアノート 役)
「去年の6月にオーディションがあって、撮りが去年の8月くらいからで、ワンクールなんだけど、実はすごく長いお付き合いで感慨深いものになりました。収録しているうちに皆さんが、だんだん顔キャスみたいになっていくっていうか、座る位置とか話してるコンビとかも、だんだんブリッジっぽくなってくるっていう。みんなの背中がだんだんキャラクターになっていくんですよ。で、見ていて毎回すごいって感じてて、自分もそうなれてたらいいなーって思うんですよね。私は昔から私生活だと男性より女性にもてるほうだったので、「今回もかよー」とか思ったりも(笑)。でも、本当に楽しかったです。ありがとうございました。皆さんも楽しい時間をこれからもよろしくおねがいします。」

三宅華也さん(ターニャ・L・コジマ 役)
「ターニャさんはですね、回りが自由なキャラが多くて、双子が「ワーッ!」て騒いでたりとか。もうお姫様みたいにかわいい子がいたりとか、色っぽいお姉さんがいたりとかする中で、気分はパスカルメイジのお母さんだったんですね。お父さんじゃないですよ(笑)。「みんな好きにしろー、私がんばってまとめるぞー!!」っていう気分で。でもちょっと最終回までに1回くらい無いかと思ったんですけど。ターニャはどことも恋愛事に絡むこともなく、皆が漂介君にあこがれていたりとか、看取先生に実はダンナさんがいたとか、クレイオさんはもててるっていうのに、ターニャは…。なんかひたすら七波ラブみたいな子になってたんで。難しい台詞もなんとかなったし、結構ターニャのことが好きになれたんで、楽しくて良かったなぁと思ってます。」

皆川純子さん(島原看取 役)
「看取はあんまり出番ないのかなーって。まぁお色気、冷やかし担当なのかもっていう感じで、出番なるべくあったらいいなと思ってたんですけど。兼役のときもあったんですけど、めでたく全部ださせていただけて嬉しかったですね。結局看取は冷やかし女じゃなかったです。ちゃんとクルーの心のケアをしていました。怪我の手当てとかはあんまり印象にないんですけどね。ちょっと距離をとりながらもクルーの心のケアをしてる、ちゃんとした保険医で、素敵なお姉さんでした。やっぱりこのアニメを通して、戦う女の子はカッコイイなと強く感じました。あと現場がとても楽しかったです。13話ありがとうございました。」


――作品を見てくれている皆さんと、自分の演じたキャラへメッセージをお願いします。
菅沼久義さん(凪宮漂介 役)
「ずっと見ていただいてありがとうございました。たくさんの要素があるので、いろんな見かたがあったと思うんですよ。でもきっと恋の行方は皆さん気になっていたんじゃないかと思うんですが、一応の完結がついているので見てる皆さんもスッキリ出来ると思います。
漂介君に一言ですが、僕は結構、見てるお客さんからすると、うじうじしてーって思ってるかもしれないんですが、あれは漂介君の優しさからきているものだと僕は思っているので、僕はすごくわかるぞーと思っていましたので、僕は漂介君をすごく愛しております。だから僕も愛してください(笑)。」
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中原麻衣さん(美咲七波 役)
「今回初めてこのようなキャラクターを演じさせていただいて、難しい台詞が多くて大変でした。まず自分の中で、声のトーンっていうところから初めての部分だったので、感情を表現したくて、思っていたような声が出ないということも。そういう状況の中から、第1話を始めさせていただいて、徐々に音域が広がったのかコツをつかんだのかわからないですけど、決め台詞を言ってもなんとなく決まるようになってきて。私自身も徐々に七波といっしょに成長してきたアニメだと思うので、皆さんもぜひDVD買ったら1話から順に見てください。1話見てから13話とかみられるとちょっと泣きそうになるから(笑)。1話からストーリーも追って見ていただけるとうれしいなーと思います。
そして七波に一言。結構大人なようですごく子供っぽい子だと思うんで。自分ではすごく大人ぶっているんですけど、根本的なところで素直になれない子供っぽいところがあって。もうちょっと素直に自分の感情を表現してもいいんじゃないの?って思うので、もうちょっと自分に素直に生きてください。」
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高橋美佳子さん(綿摘翼 役)
「全話を通すことで、ファンの皆さんに海で戦う女の人はカッコイイんだと言うことがわかってもらえると思います。やっぱりメリハリがあってこそのパスカルメイジだと思うので、DVDなどで見直して楽しんでください。サラっと流して見てしまっていたのではわからなからないようなキャラクター個々が持つ裏の気持ちとかもあるので、そういうところももう一度見ていただけると嬉しいです。
翼にはですね、すごく不器用な恋をしている翼が私は大好きでした。口調とかもちょっと乱暴だし、男の子っぽい部分が前に出がちなんですけど、恋をしている女性として一番翼がかわいらしかったんじゃないかと思います。自己満足かもしれませんが思っていますので、翼はそのままでいてください。」
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植田佳奈さん(深水さんご 役)
「最終話を終えても世界はなんにも変わってないっていうか、たぶんまだ海賊とかもいるので、護衛官の旅は続くんじゃないかと思うようなエンディングだったので、またいつかパスカルメイジで旅が出来たらいいなと思います。
さんごには美晴ちゃんがいるじゃんと。1話とかずっと美晴ちゃんと仲良かったのに、いつのまにか親友が櫻(笹原櫻:日笠山亜美)ちゃんになって。でも、やっぱり慰めてくれたのも美晴ちゃんだったので、これからもベストフレンドでよろしく(笑)」
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小林由美子さん(海里美晴 役)
「ほんとに13話あっという間なようで、すごく中身の濃い3ヶ月1クールだったなと思いました。私自身こういう役をやるのは初めてですごく楽しかったです。お色気シーンもさることながら、本当に強い女の人ってすごく魅力的だなと、皆さん全話を通して感じるのではと思います。とても楽しかったです。
美晴ちゃんにはですね、本当に小さいのに大人たちと混じってよくがんばっているなと思っています。あと以外にもですね漂介君を狙っている一人でもあります。あとちょっと年上好みということで。これからいろいろ作戦を練ってがんばってゲットしていってほしいと思います。おつかれさまでした。」
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比嘉久美子さん(阿古屋真夏 役)
「ずっと見ていただいて本当にありがとうございます。個々のエピソードがチラホラと垣間見れて、いろんな想像をしながら見ていたんですけど、その辺をもう何度も言うようですがDVDを見て、さらなる想像を色々していただければ嬉しいかなと思います。で、実は最初にいただいた設定の時に、漂介君に対しての思いっていうのがちょろっとあったみたいなことが書いてあったので、出てくるかなと思ったんですが、そこが本編ではでなかったので、実は仲が良い二人の、漂介君を挟んだ微妙な関係とかが想像できたらなぁって思っています。真夏ちゃんに対しては、私も本当に大好きな子だったので、これからも真秋ちゃんと仲良くいたずらを考えていってください。ありがとうございました。」
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新井里美さん(阿古屋真秋 役)
「本当に面白かったなぁと思うんですけど。もうちょっと見たいっていうか戦いも面白いし、ビーチシーンも良かったですね。もっといっぱいみたいわけですよ。
真秋ちゃんに対しては、ツルペタを気にしているようですけど、まだそんなお年頃じゃないので、もうちょっと待ってなさいと。やっぱり姉妹二人だけで、お父さんお母さんは多分死んじゃったのかな。うちのお姉ちゃんどうしようもないし。二人で強く楽しく生きてほしいなって思います。」
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夏樹リオさん(クレイオ・アクアノート 役)
「かわいい女の子や綺麗どころがたくさん出てきてっていうのはあるんですけど、オンエアで見ると、細かい演出もすごくたくさんあって、詳しくイージス艦の本とか読みたくなるような、男の人もそういうところも楽しめると思うんです。続きが見たいなーっていう(笑)。続きが見たいというリクエストを老若男女問わずお待ちしています(笑)。
クレイオに対しては、すごく女性からばかりもててるように感じると思いますが、男の人も女の人もいけるので(笑)。設定上でも、そこは重要なポイントとしてかかれているので、ぜひ男の人とのロマンスも描いていただきたいと思いました。」
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三宅華也さん(ターニャ・L・コジマ 役)
「ターニャさんは戦ってるか、七波のこと考えてるかどっちかだったんですよ。皆が水着ではしゃいでるところにもめったに入っていかないし。でも結構いろんな重要な事を言ってる人だったんですよね。戦闘のことだけじゃなくても、こう「ポイントテーゼに記されているのは…」とか、結構難しいこと言ってるんで、こっちはやってていっぱいっぱいだったんですが、それでも萌え萌えの中にいるお父さんのようなターニャを好きだと言ってくれる方がいてくれたら嬉しいです。あのオープニングのメガネ取るところとか、ぜったい何万人って方が「あぁ〜」って思って、最終回でも外しているのでポイントですね。 ターニャにはずっと不思議に思ってたことがありまして。なぜターニャは漂介と仲良くならないんだろうと。皆が私の部屋へって言ってるなかすごい興味なさそうだし、なんかターニャが漂介に話し掛けたのって、副大統領を部屋につれてってくださいしかなかったんですよ。ほんと嫌いなのかなーってくらい話してなかったんで。もし続きがあるならばターニャも漂介君と友達くらいには(笑)。ターニャってダメな男がいいらしいんですよ。次はターニャも恋をしてほしいです。」
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皆川純子さん(島原看取 役)
「この番組は言葉が専門的だし、独自なものもあるし、一回スラっと見ただけじゃ理解できないところもあると思うので。演じながら言葉の意味が書いてある用紙を見たりもしてましたから(笑)何回か見たところで「そういうことか」っていうのがわかってくると思うで、ぜひDVDを見て、萌えの部分などとともにいろいろ楽しんでください。色々ありがとうございました。看取先生には旦那様とお幸せに!」